きみとぼくシリーズ読んだ(西尾維新のほう

一冊目の主人公は、常に最善の選択をしようと必死になるあまり
気が付いたらあんなことになってるというのがなんだか笑えた。
そこがいいキャラなのだと思うけど。ぞっこんすぎる妹関係でよく知人に注意されているのに聞き入れていないところとか。


他人を見下す奴はどうとかいいながら自分が一番見下してるっぽいのが
ポイントだね!(理性がどうとかいいつつ下級生クラスに突撃するし)


二冊目の主人公は、いままで読んだ中で一番気持ち悪いといっても過言ではない。一冊目の主人公である様刻(さまとき)君がなんとか懸命に世界に合わせて生きているのに対し、こちらの主人公串中(くしなか)君は自分の世界に特別なイベントが起こることを望んでいる子。三冊目で「悪魔の子」とか言われちゃってる。


ミステリーでは肝心のトリックなんだけど、事件が起こるのが後半だし、
探偵役も病院坂(びょういんざか)とかいうこれまた凄いネーミングな女子がササッとやってしまうので「ああそうだったのか!」というカタルシスも得られることはない。三冊目は面白い構成だったけど、作者もいってる通り様刻と病院坂の日常を描いているテイストだったので・・・。


次は笑わない数学者と博士達もしくはLA四部作を読もうと思う。