ニーア ゲシュタルト 感想

そーいやこのゲームの感想書くの忘れてました。
ネタバレ注意

音楽は凄くいい。パパニーアかっこいい。


だが駄作だ。はっきり言って駄作だ。
仲間のキャラは全然立ってないし、クエストもダルい上につまんねー筋書きばかり。世界観が明らかになったときは「ほおー」って感心したものの、エンディング分岐があまりにもお粗末。カイネとニーアの睦まじい描写とか皆無に近いからEエンディングには違和感しか感じないし(結局ニーア=プレイヤーでしかないということだろうなあ)。


戦闘システムもひどい。ショートカットキーに登録できる魔法はたったの二つだけ、爽快感のない剣撃、重みのないアクション。


俺がこのゲームを買ったのは、「DOD」を遊んだことがあるからで、当然「DOD」チックなダークなものを期待して買っただけに、露骨に泣かせに来るシーンにウンザリした。六号、カイネ、ヨナと魔王、いろいろ。おまけにブラックさというか、ナチュラルな狂気も大幅にパワーダウンしてて、例えば姉妹を失った、おとなしかった女がオーバーに発狂するとか興醒めだった。ニーアたちが敵の本拠地でやったことは「虐殺でしかない」ってのも、近年よく見かける「勇者と魔王」的な類型の揶揄というか、ブラックバージョンというか、もうほんとウンザリなんです。こういうのは。


二週遊べば十分なゲームだと思いました。