正直月曜日が休みのほうがうれしいんだけどね。


>>勝負の趨勢はもう殆どきまっており老人の勝利は確定したようなものだったが、彼はそれでもかさにかかって攻め立てることはせず、熟考に熟考を重ねた。彼にとってゲームとは他人を負かすことではなく自分自身の能力に挑むことなのだ。


村上春樹世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド


今日は親父と一緒にそば屋で食事をとった。


少々会話が盛り上がった後にブックカバーについての話題が出て、

「確かにあの手触りや、外見は素敵だし、本体の劣化を防いでくれるというのもすばらしい。
しかし、その代償としてタイトルは開いてみるまでわからなくなり、表紙のイラストや裏に書いてあったりするあらすじ等も隠れてしまうのは正直頂けない。」などと話をした。
まとめると一長一短だなあ。ってだけなんだけど。

親父はブックカバーに上からマジックでタイトルを書く猛者が知り合いにいると笑いながら語ったが、あんまり真似をしたくはないと思った。


そういう話をしていたらふと本が読みたくなった。そういえばここんとこ二週間本を読んでいなかったなあと思い、帰宅した後「面白い小説」などというワードで検索をかけてみた。どうでもいいがネット開通したてのころ「面白フラッシュ倉庫」「面白いサイト」のようなキーワードを使ってよく検索してたんだよなあ。今はほとんどwikiか英会話関係ばかりだ。

すると、2chねらーが 読んでたらいつのまにか「駅を乗り過ごしてた」「朝になってた」くらい面白いという小説をまとめたページがあったので開いてみる。

その中に村上龍の「五分後の世界」があって、ああこれは読んだけど村上龍なら「KYOKOの方が良かったなあ。というかリチャード・バックの「イリュージョン」は無いのかよなどと余計なことを思いながら面白そうなタイトルを探す。

「世界のオワリとハードボイルド・ワンダーランド」という本に目が留まった。

早速近所の書店へ買いに行った。

期待を裏切らずとても面白く、ちょこちょこと今読み進めている最中なのだが、
主人公が私生活についての話をしてくれるだけでも一時間は楽しめそうな気がする。
”玉葱を炒める”とかどうして文庫で読むとこんな美味しそうなフレーズになるのか俺にもわからない。あとサンドイッチが食べたくなった。