フーン、フフーン

いやー暑い暑い。あと十日間は読書の夏をすごすことになりそう。
てなわけで最近読んだやつ

塩野七生ローマ人の物語」2巻まで。
書店で見かけた時、大分前に誰かに薦められたような気がして買った。
結構面白いけれどローマ人の歴史を淡々とつづっていくものなので、疲れている時に読むと眠りそうになる。


文学少女と神に臨む作家
相変わらず青臭い印象。そして名作からの引用と本筋のキャラへの見事なあわせ技。一巻を読んだ時は「これ、普通に人間失格読めばいいんじゃね?」と思っていたのに、どうしてここまで読んできてしまったんだろう。
そしてラノベの最終巻になって主人公が嫌いになるのは初めてでした。
ヘタレすぎ。そしてあのキャラ狂いすぎうざすぎ。何よりあのキャラかわいそうすぎ。そんでラストはG戦場(以下略)

僕の小規模な失敗
漫画。、とにかく暗い話なんだろーなーと思って買ったら本当に暗い。劣悪な環境に入ってしまって、ゆるやかに腐っていく主人公が必死にあがく姿が目にしみた。なので後半の破れかぶれな展開にはかえって安心した。ラストまで読むとタイトルの意味も違ったように思えるし。


ただやってしまったことがある。俺は先にこれの続編である「僕の小規模な日常」の方を購入してしまったので、結末がわかっていた。だから読んでいて、嫌な気持ちになっても主人公がどうなるかを知っていたわけで、主人公が「アタック」し始めた時から少々退屈になってしまった・・・・・・


魔人探偵脳噛ネウロ
漫画パート2。完結したことを知ったので、シックス編の途中から読み直した。面白かったよ。後半で唐突に裏切ったキャラ、唐突に死んだキャラがいたけれども、あれは人の可能性を摘み取るシックスを倒さなきゃなんないんだよっていう後押しみたいな感じ?よくわからなかった。何故殺した。

後ジュニィンの年齢に吹いた。驚異的な若さの秘訣明かされてないよ!

後半バトル漫画になっちゃったのが残念。
犯人だとばれたコックが自分にドーピング・コンソメスープを打って探偵に襲い掛かったり、突如顔が鳥になったりアンコウになったり、幼女が人を殺そうとしたり、ああいう展開の方が楽しかった。


ただ最終話であっさり説得されたテロリストだけは・・・・・・


今はグレッグ・イーガンの「万物理論」を読んでます。
人間性についての話が面白いです。