たったひとつの冴えたやりかた

名前だけは知っていた本。タイトルからして長編ミステリかサスペンスものかなーなどと思っていたらSFで驚いた。しかも表紙が少女漫画風の絵で、「ハヤカワさんのライトノベル」とかデカデカと書かれた帯がついていた･･･････。ちょっと気おされそうになったけど購入。

文体まで少女漫画風に翻訳されているのはマッチしているんだがたまにそりゃないだろーっていうところがある。「ぎゃは」とか。

主人公とエイリアンのほんわか物語なのかと思ったら
いきなりシリアスさが加速していった。途中からレコーダーを追う形式になっているのも事の深刻さが深まっている感じで、ハラハラした。まあ問題なのは、収録作品の一作目がこれなので、もう二編を読む気になれないということかなあ･･････。