チルドレン読了

伊坂作品の中では一番気に入ったかもしれん、これ。
登場人物のセリフや語り手の思考がスーッと頭の中に入ってくる。
いちいち、え?どうしてああなるの?みたいな疑問もないし、
テンポとセンスの良い文章を頭の中でクリアーにしていくのが気持ちいい、つまり文を追ってページをめくる瞬間が完全に無意識になる。
アイデンティティーのない人間なので陣内のキャラに凄く好感が持てるけれど、しっかり自分と良識を持ってる人間はどうなんだろう。


この本も他のとリンクしてるらしいけど、その作品はまだ読んだことねえ。全く気にならないレベルだったから良いけれど。とりあえず作者がゴオールデンレトリーバー好きなのは解った。