See you next space cowboy

これから急いで「邪魅の雫」を読了しなければならない。
そして引っ越すことになる。これから世間の荒波とやらに揉まれて、くたばるのかやつれるのか敗北するのか、自分にはよくわからない。クソみたいな生活からゴミみたいな生活へと移行するだけなのかもしれない。一年働き通してもたかが知れた金額。来年からはもっと厳しいことになるわけだが。俺にはあの人の考えがそこまで理解できない。価値観を持っているのはいいのだが、それを他人に押し付けてふんぞりかえる悪癖が見受けられる。そして今回それに巻き込まれたのは紛れもない自分である。俺が失敗すれば悪態をつき、成功すれば「どうだ自分の言う通りにして良かっただろう」という顔をするのは目に見えている。だから嫌なのだ。嫌なのだが、良くも悪くも突きつけてくるのは「正論」であり、社会的な信用とやらが欠片もない俺としてはそれにしたがって結果を見せるしかない。無様だ。