さよなら妖精 感想 *mixiの使いまわし

異国からやってきた少女のマーヤは、主人公にとっての「妖精」であった。それは単純に美しいとか恋したというわけではなく、彼女の背景に透けて見えるものも含まれている。彼女は主人公にドラマティックな幻想を残して去っていくのだが、果たして-





みたいな話。異文化の人が出てくる話は面白いなー。その人物に対する説明という形で、あるいはその人からの説明で、気づかなかったことも分かるようになる。そこで視野が広がるわけだけれど、広がったからどうなるんだ!というお話もあるわけで。それに直面するのは読者にも有り得るが、この物語において打ちのめされるのは読者だけではない。つまりはそういう本だった。